シャウエッセン、全部喰う

シャウエッセンは至極のごちそうだと思う。

※この記事はPRではありません。愛です。

毎回ありえないほど美味いのに、ありえないほど身近にあるからだ。
ほかと比べると少々割高ではあるが、全国どこのスーパーで売っているし、安定したおいしさは幼少のころから変わらない。

 

朝食でウインナーが出てきた時、それがシャウエッセンかどうかで満足度に大きな影響がある。

もしシャウエッセンだと思ってかじったウインナーが無名のものだったら、その日のコンディションが大きく損なわれるほどのダメージを受けるだろう。

 

それほどシャウエッセンが好きなのだ。僕は。
あまりに唐突な愛の叫びですまないが、僕にシャウエッセンのことを語らせてくれ。

 

 

シャウスライスは拡張パーツ

シャウエッセンが日常に馴染んでいる人ほど気づかないものだが、シャウエッセンは関連商品がかなりたくさんある。

ウインナージャンルひとつとっても、ノーマル・ロング・スペシャル・プレミアム・ミニと、バリエーション豊かだ。

さらにシャウエッセンを使ったチルド・冷凍商品も充実しており、スーパーを歩けば必ず2〜3つシャウエッセンブランドの商品を見つけることができる。

 

なのでほぼ全部買ってみた。

スーパーを8軒はしごした僕の全力です(これでも全種類じゃない)

 

そして全部喰った。

4日かかった

自分としては、この全ての商品を細やかにレビューしたくてたまらない。

だが、これから食べるあなたの楽しみを奪っていけないので、飛び抜けておすすめな商品を1つ紹介しよう。

 

それがこの、シャウスライスだ。

見た目のとおり、ハムである。

ただし使われている肉が「シャウエッセンと同じ」という圧倒的なアドバンテージがある。
どうだろう、それを知るだけで品格をまとっているようにみえないだろうか?

 

このシャウスライス、もちろんそのまま食べてもおいしい。
さらに少し焼き目をつけるともっとおいしい!

そこに目玉焼きを乗っけてハムエッグにするのがおそらく最適解だ。

目玉焼きを美しく取れないという才能

 

しかし、シャウスライスの本領はシャウエッセンシリーズと組み合わせると爆発する。

 

例えばシャウエッセンピザにトッピングをしてみたり、

これを一般市民が食べれること、それが平和

シャウエッセンドッグに巻きつけるもよし、

ブリトーを超える存在が生まれる

シャウエッセン単体と組み合わせてみたってよい。

これが試食で売られていたら、その場では歓声が起きるだろう

 

口の中いっぱいに広がるシャウエッセンの風味・肉汁に脳がとろけるようなおいしさを感じてしまう。
シャウスライスによって、シャウエッセンの食べ応えが1.8倍くらい増加するためである。
 

まるで、中盤くらいに登場した強化アイテムで一気に強くなるロボットアニメみたいな展開が己の手のひらで展開されるのだ。胸が熱くならないわけがない!

 

余談:ロングシャウエッセン・通常シャウエッセン・シャウエッセンミニを並べたらWI-FIマークみたいになった

 
 

理解のためのウインナー作り

シャウエッセンへと愛が強まりすぎてしまった僕は、気がつくと茨城県にある下館駅にいた。

 

ここには日本ハムファクトリー茨城工場があるのだ。シャウエッセンの実家である。

ひたすらにデカい。
外周を歩いてみたのだが、余裕で20分くらいかかった。シャウエッセンの実家は太いな……。

ファンとしては推しの家が立派だとなんだか誇らしい気持ちになる(とりあえず拝んでおいた)。

 

せっかくここまできたので工場見学ができれば理想的だったのだが、調べてみたらコロナの影響で休止とのこと。
しかしファクトリー横の工房でウインナー作り体験なるものが行われていたため、参加することにした。

※体験申し込みは予約が必要です

 

この日の参加者は夏休みのレジャーで来ていたファミリーとご夫婦、そして僕を含めて3組。

みな三角巾とエプロンを用意していたのだが、僕は持ってなかったため工房で購入した結果、やたら“工場の人”になってしまって恥ずかしかった。

 

体験してみてやっとわかったが、ウインナー作りはかなり過酷である。

 

まず初めに豚ひき肉に香辛料を混ぜ合わせるところからスタートするのだが、これが非常に冷たい。

約4℃のひき肉が粘り気が出るまでこねなくてはならないのだが、まるで氷水に手を入れている感覚になる。

大人になればなるほど生肉を手で掴むのは勇気がいる

 

練り込んだ肉はオモチャの銃みたいな器具に詰め込んで、ノズルにセットした羊の腸の中へ。

有休を取って来ているとは思えない労働チックな様子

これも選んだ羊の腸によって、硬さが様々あるため一筋縄ではいかない。
力任せに肉を押し込むと、一気にウインナーの皮部分が裂けてしまって、ウインナーが成り立たないのだ。
とはいえ空気が入ったり量が少ないとウインナーとしての質が落ちてしまう。

ウインナー作り、意外と奥が深いぞ……。

  

腸詰めが終わり、長さを調整してねじっていくと途端にウインナーになるのだが、このねじる作業もかなり繊細な力加減が必要だ。

まずは折り目を作ってから、2周ひねる


皮が裂けないようにしつつ、太さや長さを均一にして最後に先端を絞れば、工程は終了である。

この工程をやっているときのシリアルキラー感がすごかった

 

他のグループはみな楽しくおしゃべりをしながらウインナー作りを行っていたが、僕は1人で黙々と作り続けるしかない。

その結果、僕以外のみんながウインナーを詰めている間、かなり早く作業が終わってしまった僕は洗い物をしているという異常な状態になった。

やることがなくなってただ虚空を見つめる工場の人

見た目のせいもあって参加者の人たちからは完全に「日本ハム側の人」と勘違いされていたと思う。
違います、ただのシャウエッセンファンです。

 

これを乾燥して、燻して、加熱すると、普段食べているお馴染みのウインナーの姿となる。

ちなみにめちゃくちゃうまかった。才能があるかもしれない

 

 

ウインナー完成後、1人ぽつんと手持ち無沙汰だった僕を見て、スタッフの人が「記念撮影しましょうか?」声をかけてくれたので、1枚とってもらった。

ウインナー作り自体はものすごくたのしかった

この写真、いつか見直したときに情報が多すぎて混乱するだろうなと思った。

 

 

工程としてはわずか1時間半程度だったが、ウインナー作りの難しさを体験することで、シャウエッセンのあのパリッとした食感とジューシーさのバランスがいかに奇跡的なものかを思い知った。

企業努力と一言で片付けるのは簡単だが、その凄さを身をもって体験すると、より一層シャウエッセンのことを愛おしくなってしまう。

 

ありがとうシャウエッセン、ありがとう日本ハム。

 

 

8月10日はシャウエッセンの日

さて、8月10日は「パ(8)リッと(10)」でお馴染みシャウエッセンの日だったのをご存じだろうか。

 

語呂合わせに少々無理がある気もするが、日頃お世話になっているシャウエッセンに感謝を贈るにはちょうど良い日だ。
今年のシャウエッセンの日は終わってしまったが、来年も再来年もシャウエッセンは近所のスーパーで僕たちを待っていてくれるだろう。

 

ぜひ、次のシャウエッセンの日は紹介した商品でシャウエッセンを楽しんでほしい。

タイトルとURLをコピーしました