2/26_俺がその名を知らない鳥(たち)

 人生において、1番必要なのは暇だと思う。俺のわずかな人生でも、最も有意義だったのは2年前転職をすることで得た無職の3ヶ月間だった。
朝起きて、その日にやりたいことを考えてやるからやらないかをもっかい考えてやったりやらなかったりする。
自分の命を有益にも無益にも使っていい本当の自由が、暇なときにはある。

 忙しくて忘れがちだけど俺の人生のやるべきことは俺が決めていいとそのときに学んだのだった。
忘れないように大切に持っておきたい。

 というわけで無理やり仕事を休んで京都に来ている。特にやりたいことはない。まずは駅前のすき家に来てみた。
すると目の前に鶴らしき(たぶん鶴ではない)鳥がすき家を見ているところに遭遇した。
ありがたい。
鶴も羨むすき家に俺は今いる。

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