札束で生活を豊かにする〜ほんとうのマネードリーム〜

皆さんには、憧れってありますか?
「お菓子の家に住みたい」「虎と戦いたい」「松潤にお姫様抱っこされたい」
子どもの頃には様々な夢を持っていても、歳を重ねれば重ねるほど、その夢を忘れてしまっていませんか?
そんなことではいけません。大人になった今だからこそ、その夢を叶えていきましょう。
今回はその実例をお見せしようと思います。

 

1.札束を手に入れよう

僕の夢は、ズバリ「沢山のお金に囲まれること」。これしかありません。
愛や希望、人徳や誠実さなど、これっぽっちも魅力的じゃありません。世の中は結局「お金」なんです。
逆に言えばお金さえあれば、どんな夢だって叶えられる。お金は夢のエネルギーといっても過言ではないのです。その意味で言えば、僕の夢は最も根源的といってよいでしょう。
大量のお金を見ながら、「これがあったら何でもできる……」そう考えるだけで気持ちが豊かになります(これが人間性的には如何なものかという話は置いておきましょう)。
さあ、それでは早速お金に囲まれていきましょう!!

………とかなんとかいって、紙幣博物館とかお金大図鑑とかでお茶を濁すと思った方はいませんか?いいえ、そんな小癪なことはしません、お見せしましょう、本物の“力”ってやつを………!

デーーーーーーーーーーン!!!!!

1,000,000円だーーーーーーーーーー!

マジのお金をネットにUPはいけないらしいので 一部マスクをしています

 

この日のためにチクチク努力をして貯めたお金を一括で下ろしてきました。百万円です。
どうでしょう、この画像では全く伝わらない重厚感。一万円札は束になると起伏が分かりやすくなるので触るとあらゆるところが凸凹しています。
厚さは大体1cm。これまでデジタルな見方しかしていなかった「資産」がこう物理な形になって現れると少し滑稽な気持ちが湧いてきます。僕の労働の成果ってこんな形なのか……。
ただこの塊が持つ適応幅の広さ、そしてその暴力性を想って自然とニヤニヤしてしまいます。
「これがあれば世の中にある大概のサービスを受けることができる……」
人間が権力を手にすると顔が悪くなっていく(偏見)の理由はそういった自由の獲得によって生じるということがよくわかりました。

これを獲得するために朝早くに起きて自分のメインバンクに行き、窓口のお姉さんにカッコつけて100万を下ろしてくださいと頼むことで手に入れることができました。
豆知識ですが、預金を窓口で下ろしたい時は届印を持っていってください、僕は忘れて苦労しました。
そして出てきたのが、これだ!!!!!!

デーーーーーーーーーーン!!!!!

帯は右端固定でした ルールなんでしょうか?

百萬円だーーーーーーーーーーーー!

一生こんなことする予定はないだろうから、何度でもやりたい百万円の登場シーン。
豆知識ですが、預金から大金を下そうとすると、防犯の為かその使用用途を聞かれます。
まあ恐らく規定で聞いているだけなので、詐欺ではなければ適当に答えればいいのでしょうが、準備を全くしていなかった僕は頭が真っ白になって「あの、さ、撮影をしたくて………」と馬鹿正直に答えてかなり窓口がざわめていていました。
恐らくyoutuberとでも思われたのでしょう。恥ずかしかったです。

 

窓口で大金を手に入れた僕ですが、試練は手に入れた後に訪れました。
鞄に大切に入れているものの、道ゆく全ての人が僕を狙っているのではないかという恐怖
何かの拍子に百万円が鞄から飛び出て彼方へ消えていくのではないかという不安
そしてこのお金が消えたらマジで生活が立ち行かなくなることへの焦り
普段財布には2500円くらいしか入れていない僕のノミの心臓では到底耐えきれない緊張感が襲ってきました。
これはスマートウォッチが記録していたその時の僕の心拍数です。

このグラフが跳ね上がっている瞬間が丁度百万を手に入れたタイミングと合致しています。
以降終日やや心拍数が高い上に、かなり乱高下していることから僕の不安がよく現れています。
BPM120は大体軽いランニング時くらい脈拍、曲でいうとB’zの『愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない』と同じくらいです。

 

そして何とか無事家に着いたものの、ここである事実に気づきます。
受け取った百万円が旧札だったのです。
せっかく夢が叶うというのに、ピカピカの新札じゃないとどうにも締まりません。
そこでもう一度、危険を覚悟で銀行へ駆け込み、新札へ両替してきました。
豆知識ですが、旧札の百万円を新札に帰る場合、みずほ銀行では550円かかります。
自分のお金を自分のお金にするだけなのに、どうしてお金がかかるのか。この支出は何なのでしょう?

100万を抱えて550円の無駄遣いに対して凹むという矛盾

この時両替窓口のおばさんに「何か……ご結婚とかかしら?」と気を遣われてしまいました。身に覚えもないので「ふへへ」としか返せなかったです。恥ずかしい。百万円を持っているのに、日に2回も窓口で恥をかくことも中々ない体験だと思います。

 

 

2.百万円あったら何したい?

ついに我が家にお迎えできた百万円。さて早速夢を叶えていきます。
とりあえず記念撮影をし、

お皿に乗っけてフリー素材っぽい写真を撮影したり、
強めに自分の顔を札束で叩いたりしました。

色々試した中でも特にオススメなのが、札束と仕事をすること。

カメラはOFFにしています

このようにオンラインMTGも札束を肩に乗せていれば、大量の諭吉が僕に勇気をくれるので比較的自信を持って発言をすることが可能です。

ちなみに札束のホームポジションでオススメなのは、胸ポケットです。安定感が違います。
ビジネスマンの傍にはぜひ百万円を置いてみましょう。

※他にも百万円を持ってスーパーに行ったり、百万円を道端に置いてどこまで離れられるか耐久をやろうと思ったのですが、リスクがデカすぎて断念しました。これはもっと大人になったら試すことにします。

3.お金に囲まれよう!

では最後に冒頭で述べた「夢」を叶えていこうと思います。
そのために用意したのはこちら!「Super Gun」!!

いつだったか、ボクサーのメイウェザー選手が大量のお金を舞い散らせながら、美女を侍らせていた動画を目撃し、「美女はどうにもならないから舞い散るお金だけでも味わいたい!」と願っていました。そうです、これが僕の夢です。
「Super Gun」には本体とステッカー、あと品質保証書が入っていました。一体どういった品質を保証してくれるのでしょうか。

機構は至って簡単で、中にゴムのタイヤのようなものが入っており、それがモーターで回ることでお札が摩擦によって放出される仕組みのようです。

早速「Super Gun」にお金を詰めて……。

飛ばします!!

飛ばします!!!

飛ばします!!!!

百万は大体3秒で打ち終わってしまいます 虚しい

さいこ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!

これが人間の最終到達点、ポイント「メイウェザー」。
モーターの力が想像の1.5倍強いので、かなり強い勢いでお金が放出されます。一枚ずつではなく重なって飛ばされることもあるためか百万円くらいだとあっという間に残弾が0になってしまいます。
わずかな時間で“お金吹雪”を楽しもうと右往左往しましたが、それはそれで物悲しい気持ちになりますね。
しかし眼前で大量のお金が舞っているのはいい気持ちです。
日頃は労働に従って何とか日銭を稼いでいる所感がありましたがこうお金をやや無下に扱っていると「自分>お金」という立場を明らかにすることができるので、強い達成感が得られます。
労働をしてきた甲斐がありました。何とも言えない快感。

しかしこれにセットでついてくるのが、
飛び散った一万円を回収する儀式。絵で見てもわかるほどとても惨めな気持ちになります。
加えて「お金を粗末に扱ったことへの罪悪感」が去来するので胸が痛いです。
まさに天と地のアクティビティ、一度の体験で二度美味しいですね。

さて、このお金をこのままここに置いていたら今月の家賃も払えないのですぐに銀行に戻しましょう。
ちなみにこの撮影の後、唇にめちゃくちゃでかい口内炎ができて大変苦しみました。お金を粗末に扱ったバチが当たったものと思います。皆さん、大切なお金で遊ぶようなことは決してしないでください。

それではまた、粗末な日々でお会いしましょう。

飛び散ったお金を数えている様子。
惨めですね。

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