人生の醍醐味

 人生の目標が「ちやほやされたい」以外に何もないので、隙あれば自画自賛している毎日を送っています。

 僕は人生の中で絶対的に肯定される時が3つあると思っていて、1つは「誕生日」2つ目は「結婚式」そして「お葬式」の3つです。
結婚式とお葬式はなかなか機会に恵まれないので、理想のプランだけが積み重ねっていますが誕生日は誰でも年に1回必ずきますよね(閏年の人はすみません)。

 僕は毎年の誕生日に非常に熱意を持って生きています。誕生日が近くなると自分のラインの名前を消して「もうすぐ誕生日です」だけにすることで友人から煙たがられたり、近い日程で開催される飲み会を勝手に誕生日プランに変更して自分だけが知っている「逆サプライズ誕生日会」に仕立て上げたりしていました。一人暮らしを始めてから最初の誕生日にはケーキもプレゼントも自分であらかじめ用意して、友人知人を15人くらい急に集めて無理やり祝わざるを得ない状況を作り上げる「自作自演誕生日会」を企画して大変な目にあったこともあります。
しかしどれも結果残るものは虚しさだけです。
そもそも誕生日は「祝われるもの」であって、「強要して祝ってもらう」ものではありません。最近になてそのことに気がつきました。友人たちが誕生日が近づくたびに連絡が取れなくなる、そんなことはあってはいけないのです。

 そこで今年はもう他の人に頼ることはなく、自力だけで誕生日を豊かにしようと画策しています。計画の一端を紹介しますと、あまり知られていませんが、手紙も日時指定をすることができまして、大体10日前に投函して指定した日時に届くようにすることができるというものを利用します。
それを誕生日に日時指定すると、誕生日当日は祝いの手紙でポストが埋まる、という寸法です。なので僕は最近架空の友人を語って自分宛に誕生日の手紙をこしらえるという日々を送っています。
今から誕生日がどうなるか、非常に楽しみみです。結果としておそらく例年以上の虚しさを感じると思いますが人生はトライアンドエラー、何事も試してみるというのが大切だと思うのです。

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