昔から自暴自棄になると1人で遠くに行く癖があります。
鳥取砂丘も明らかにそれですが、その他だと北海道の稚内とか、広島・京都・宮城の日本三景巡礼などに逃げた経験があり、とにかく物理的に距離を取る方法を採用しています。1度仕事で大トラブルを出した際には土日に伊勢神宮まで逃避したこともありましたね。僕の仕事はもう神頼みです。
現実逃避癖の初めての経験は高校生の時でした。当時の僕はまあご多分に漏れず失恋をしており、意味もなく丸坊主にしたりしていました。担任にはタバコでもやったんかとあらぬ疑いをかけられ、家族からは服役中と揶揄をされ、とにかく孤立無援。高校時代は青春をかなぐり捨ててバイトばかりしていてお金だけは持っていたので、大枚はたいて新幹線に飛び乗り、京都へ逃げたのが最初の現実逃避でした。しかし何をするでもなく特に予定もなかったので(というか中学の修学旅行で行ったばかりなので)好きな小説の舞台をうろうろと周りっていました。旅行中僕はずっとビデオカメラを回しており、終始「寂しい」と呟いているのが記録されています。
今思えば謎ですが2泊中、2泊ともいい旅館をとっており、お茶を入れにきてくれた女将さんに「えっ1人ですか!?」って何度も言われたのが印象的でした。
小学生の頃から休日に1人でファミレスに行ってご飯を食べにいったりしていたので(親の問題ではなく僕が単純にイかれているだけです)孤独には慣れていましたがさすがにサークル学生一行が楽しそうに鍋を囲んでいる横で1人17歳の僕も同じ鍋を食べたりするのは過酷でした。
この旅行以降、隙あらば京都に行くようになってしまい、ほぼ年一回のペースで行くようになってしまいました。
今年の2月にも行きましたが、自粛期間があけたらまた行きたい。オススメの京都スポットがあれば教えてください(オチなし)。
はじめての現実逃避
